物語

ここには、現実の世界と夢の世界の2つの世界があった。
現実の世界の人々は、夢の世界の事を知らない。
時間の流れも、環境も、何もかもに違いがある対の世界を・・・。
そのため、互いに干渉し合ったり、世界を行き来したり等してはいけない決まりがある。
2つの世界はこれを何万年と破る事はなかった・・・。

だが、ある時、1人の男が決まりを破った。
2つの世界を我が物にしようとしていたのだ。
彼は現実の世界から1人の少女を連れて、夢の世界へと行った。
この時、2つの世界のバランスは崩れた。
2つの世界は怒りと不安を覚えた。

2つの世界はたちまち戦乱が起こった。
互いの怒りに触れてしまった彼を倒そうとして・・・。
だが、彼の事は誰も知らない。人々は人々同士は傷つけ合っていた。

『奴は誰だ!?』
『奴を・・・、奴を倒すんだ!!』

人々の戦いは長きに渡って続いた。

そこで立ち上がったのは9人の少年少女達だった。
彼らは彼を倒し、一瞬にして世界を元に戻した。

後に彼らの事を、『七福神』と呼ぶようになった。



それから、五千年後。
2つの世界では、あれ以来また干渉し合う事もなく、平和な時が流れていた。
あの七福神の末裔である、吉野祥太と綾川猩奈も現実の世界でのんびりと暮らしていた。
あの時の記憶も、末裔である事も本人達は知らなかった。

夢の世界で暮らす七福神の末裔達も同じだった。
ただ違うのは、歴史は伝えられているというだけ・・・。 夢の世界でも平和な時が流れていた。


ある日、1人の女が再び決まりを破った。
そう・・・、五千年前に滅んだ筈の彼が作った人形である。
五千年前に出来なかった計画を復活させようとしていたのだ。
彼の人形は祥太達と同じクラスの闇野里華を連れて、夢の世界へと行った。

2つの世界は五千年前のように戦乱を始めた。
人々は、誰かも分からないまま、ただ人々を傷つけていくだけだった。

『五千年前の悲劇をまた繰り返すのか?』

人々は口々に言った。

その時、七福神の末裔である彼らが集まった・・・。

果たして、彼らは世界を救い、元に戻せるのか?



シリアスあり・恋愛あり。そして、ギャグは気分によって入れるかもしれないです(笑)


―繰り返される運命。貴方は夢の中で何を見る・・・?―































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